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弾きたい曲の選曲は? 次に挑戦するのは、どの曲にしようかな?
次に挑戦するのは、どの曲にしようかな? 新曲のターゲットを考えるときは、 今の自分には、どこまでができて、どこからができないか? 自分の今の実力を、ある程度把握しておきましょう。 もちろん、できないコトをできるようにするのが練習の目的ですが、それにも限度はあるでしょう? ピアノを覚えたての初心者が、どうしてもショパンの『幻想即興曲』に挑戦したいと言ったとしたら、絶対無理!とは言わないけど、できるようになるには、相当な苦労が伴う。 なので、初心者のうちは、あまり難しすぎる楽譜にはしないこと。 ただでさえ、初心者はなんかあると挫折しやすいんだから! ━─━─━─━─━─━─━─━─━─ ピアノに対して右も左もわかんない状態の人が、いきなり、「私は『幻想即興曲』にしか興味はない! ザコに用はない!」と、のび太がジャイアン相手にケンカをふっかけるようなことをしたら、返り討ちにあってボコボコにされるだけですよね? 将来的にジャイアン相手に勝ちたいと思ったら、まずはスネ夫相手に、とりあえず勝ち方の練習を学んで、少しずつ強い相手とも対戦を重ねながら、「今の自分ならいけるかも?」と勝算が高まったところで、ジャイアン相手に、今度は本気で勝ちに行く! ・ ・ 初心者がいきなり挫折しないために、まずは簡単なところから! それは、TVゲームのプレイも同じです! TVゲームのチュートリアルも、まずは操作方法をおぼえて、そのゲームの最低限の動きを理解できてからでないと、本編がスタートしないでしょう? ゲームの『チュートリアル』や『1面』があまりにもカンタンなのは、初心者に成功体験を積ませながら、ちょっとずつ、『2面』、『3面』とハードにしていくためなのです。 1面で簡単な敵を撃破し、2面でちょっと厄介な相手にも慣れ、3面でイジワルなマップにも慣れ、4面で動きが速くなって、5面で敵の集中砲火をくぐり抜け……たくましくなった状態で、ファイナルステージ! いきなり『激ムズ状態』からスタートしたら、アッサリ挫折して、『クソゲー認定』です! しかも、あまりにも一方的にボコボコにされると、自分のやり方が悪かったのか? やり方は正しいけど相手が強すぎたのか?その見分けがつかなくなって、どうしようもなくなってしまう。 ・ ・ だから、初心者がまず最初にやる曲は、あまり難しすぎる楽譜にはしないこと。 自分が言う「勇敢さ」は、他人の目には「身のほど知らず」に見えるのです。 なので最初の1曲目は、なるべくなら、1ページ完結の曲を。 それを数曲分繰り返して、「このくらいなら、もう余裕かな!」と感じるようになったら、今度は、ページ数を2倍にして見開き2ページ完結の曲。 それも余裕に感じるようになったら…… ゲームの1面のボスをクリアしたら、2面に進めるようになったのと同じように、「このくらいなら余裕だぜ!」と感じる目安が、次のステージに進むタイミングです。 なので、まずはできるだけ短い期間で、1曲目の成功を取ること! このHPを見ながら、『特別な練習法』で、できるだけラクな形で、1曲目の成功を取ってしまう! 猛練習で、ボロボロになるのではなく、当レッスンのやり方で、楽勝状態で成功体験を! その1曲目の、圧倒的な成功体験を通して練習初期の「ええとぉ…」のときのやり方はこうで、ちょっとスムーズになったあとの練習中期はココに気をつけながら練習して、仕上げ期はこうすればOK!そのやり方を、まずは数曲、成功体験としてつかんで、最初の頃よりもレベルアップした状態で、しかるべき時期に、目標曲に向かってください! もし、レッスンでやってるように、スムーズに上達が出来れば、ゼロから始めて3年で上級ですよ! -------------------------------------------------------------------------------- 無謀な挑戦が全部悪いとは言わないよ。ときには、敗戦からしか学べないこともある。 でも、同じ努力をするなら、努力がすぐに勝利につながる曲の方が、挫折しにくいよね。 そのあたり、弾きたい曲へのこだわりと、自分の現在の実力をよく考えて、実際の挑戦曲を選んでみよう。 ちなみに、曲の難易度をはかる目安は、 自分の弾きたい曲が、下のどのグループに該当するか、考えてみよう。A 音符を覚えれば、すぐに弾けるようになる(指の動きは簡単) B 音符を覚えれば、難しい部分を除いて、だいたい弾けるようになる(ほとんどの部分は簡単だが、一部難しい部分がある) C 音符を覚えても、指が動かなければ、どうしようもない(ミッション・インポッシブル)【Aの場合】テンポがゆっくりの曲など、技術的な難易度がそれほど高くない曲は、指の動きさえ覚えてしまえば、すぐに弾けるようになるので、弾けるかどうかは、あなたの記憶力次第! 完全に、曲を記憶できれば、すぐに弾けるようになるので、比較的容易にマスターできる。【Bの場合】指の動きは覚えられたけど、曲の一部に苦手箇所があって、弾く度にそこでつまずいてしまう。 フィギュアスケートで言えば、「4回転ジャンプ」のようなもので、その部分をどう乗り越えるかが課題。この場合は、その難しい部分だけ、「練習曲」をあてて対応しよう。 指に、どのような動き方が要求されるのか? それを考えて、似たようなパターンの練習曲を選び、必要な部分だけ、練習に取り入れてみよう。 【Cの場合】指の動きを覚えたのに、肝心の指が動かなくて、どうしようもない。 曲の一部に苦手箇所があるどころの話ではなく、最初から最後まで、全部難しい。 ほんのちょっと、安らぎのオアシスと感じる部分はあるけど、それ以外は地獄。 でも、難しいのは覚悟の上! どうしてもこの曲を弾けるようになりたい。何度倒されても、這い上がる!これについては『格上の倒し方』で詳しく解説するよ。 相手が圧倒的に強くても、やり方次第でイイ勝負には持っていける。 さて、あなたの弾きたい曲は、どのグループに入るだろう? もし、あなたが入門者で、ピアノでヨチヨチ歩きなら、私からお勧めの曲があります。 バッハ 『平均律クラビィーア曲集・1番』ハ長調 BWV846この曲のメロディーは、きっと誰もが、 「どこかで聴いたことあるゾ」 と感じると思います。 演奏自体は、右手と左手が交互に表れるから、HPで主張したように、 「右手の視点を捨てなければいけない」 ということもない。 入門者でも、両手を見ながら弾く余裕がある。 一つの小節で、同じ音形が繰り返されるから、入門編の最初の一曲として、ぜひお勧めしたい曲です。
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だから全国各地から入会希望が寄せられてます |
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音のパターンに気づくほど、練習はドンドンラクになるよ! |
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初心者が引っかかる内容って、だいたい一緒なんです! |
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『左手』 練習は、『太鼓の達人』の練習とほぼ同じ! |
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『右手』 の練習は、達人の記憶テクニックで覚える |
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HPの順に練習してきた人なら『両手合わせ』はもうカンタン! | ![]() |
できない人ほど、絶対コレに心当たりあるでしょう? | ![]() |
曲の選び方も、成功を重ねるポイントですよ! |