? 初心者が注意したい代表的な失敗例

ピアノ初心者の音符の読み方(プロの先生が解説)

ピアノ初心者の音符の読み方(プロの先生が解説)

初心者が注意したい代表的な失敗例


ピアノの練習は、練習初期に成功できるかどうか? で、その後の曲の上達スピードは大きく変わります。 しかし多くの人は、残念ながら練習初期の大事さに気がついておらず、 「何も考えず、真正面から突っ込む」 これで、失敗してます。 練習を成功させたいなら、いきなり音を出すのはダメですよ! 練習を始めた途端、いきなり失敗からスタートしたら、自信なくすでしょう? だからまずは、事前準備で、相手の弱点を調べておいて、いかに自分に有利な状況からスタートできるか?
「特別な先生に習ったら、伸び方がスゴくてビックリ!」 という成功例がありますよね?
アレって、練習量ではなく、練習のやり方なんです。   ・   ・

大人専門のピアノ教室って、普通の教室とやり方がどう違うの?

一番最初は、初心者が引っかかりやすい、代表的な失敗例! その回避の仕方から解説します! 代表的な失敗例ってことは、黙ってたらみんなが引っかかるわけで、そうなる前に、最初に知っておきたいでしょう? 「まずは、両手同時に練習してみるか。やっぱり、両手同時に音を出さないと、なんか妥協してるみたいで、カッコ悪いからね……」 こう思う人もいるかもしれないけど、それはダメ! 初心者の練習は、いきなり両手でスタートしたら、挫折の始まりなのです。 「でもそれじゃ、曲に聞こえないよ~! 私は、両手で弾いて、はやく曲としての形を見たいっ!」 そう言いたくなる気持ちはわかるけど、ほとんどの人がハマってるから、代表的な失敗例なわけで・・・・・・。   ・   ・
「ポイント!」上手い人のイメージに憧れて、いきなり両手で始めると、返り討ちにあってボコボコにされる。 初心者のうちは、プライドを捨てて、片手ずつ練習!
それも、なるべくなら、左手の練習からスタート。 右手ではなく、左手ですよ! なぜって? クラシックも、ポピュラー曲も、大抵の曲って、左手のほうが動きがカンタン。 左手のほうが簡単ってことは、それだけ、覚えるのも楽でしょう? 練習初期に『いきなり失敗からのスタート』は困る。『成功』からスタートしたいよね? 初めての練習を『成功』からスタートさせるって、今後とも気持ちよく練習を続けるために、とっても大事なんです。 最初は気合満点で、目標を高く持ってても、毎日の練習が失敗続きになったら、やる気なんて、どんどん削られますから!   ・   ・ だから、練習を『成功』からスタートさせるためにも、曲の練習は、左手からスタート!

練習初期に成功できるかどうか?注意点

事前の注意点は、1つだけじゃないよ。 初心者がやられまくりの、代表的な失敗例はほかにもある。 もうひとつ、練習スタート時に、守るべき注意点。 それは指番号! 初心者は、指番号の大切さに全然気づいてなくて、「音が出れば、何の指で弾いても同じだろう!」と、指番号をわりと無視しがち。 耳で音を拾いながら、テキトウな指で『試し押し』とか繰り返してない? 本人は、一時的な試し押しのつもりでも、何度かその弾き方をするうちに、指使いに変なクセがついちゃう。 一度、指使いに変なクセがついちゃうと、あとからやり直しの練習になってしまう。 こちらも、ほとんどの初心者の人が引っかる、代表的な失敗例だから、しっかり回避してね。 ん? 指番号ってなんのことか分からない?? 指番号っていうのは、音符にくっつく形で、小さな数字があると思うけど、これは、「この音符はこの指で弾こうね」って意味なんです。 それぞれの指番号は、両手ともこうなってます! 指番号 【指番号の覚え方】
たとえば、右手だけ見て、「左端が1番」 と覚えちゃうと、左手を見たときに、「あれ? 小指は1番だっけ? 5番だっけ?」と混乱しますから、必ず両手を並べて 1セットで覚えて、「親指が1番太い」・「小指は5指」と呪文形式に覚えてみましょう!
でも、初心者の場合、一つ問題があって・・・・・・ 5本の指で弾くことが、思ったよりも難しくて、ちゃんと、指定の指で弾けないんですよ! 小指や薬指が、思うように動かせないと、初心者はつい、本来なら、小指や薬指で弾くところも、人さし指や中指で回り込んじゃう。 小指や薬指が錆びついてるから、他の指がカバーに入った結果なんだけど、練習初期におかしなクセをつけて、あとから「やり直しの練習」でヒーヒー言わないためにも、おかしな指使いで、試し弾きはしないこと! その意識は始めから持っておこう。   ・   ・

指番号の考え方は、『親鳥とヒナたち』

先程、楽譜の指番号を守ろう! と言ったけど、大抵の楽譜は、すべての音符に指番号が振られているわけではなく、スカスカ。 えっ、手抜き?? もちろんこれは手抜きじゃなくて、『指番号は、全部覚える必要はないよ』というメッセージなんです。 普通、すべての音符に指番号が振られていた方が、親切だと思うでしょう? 実際、性格が真面目な人ほど、空白の指番号を埋めようと、すべての音符に、手書きで指番号を書き始めてしまうけど、これはダメ。 指番号は、わざわざ全部覚える必要はないんです。 むしろ、全部覚えようとしたら、練習が複雑になって、かえって大変になってしまうんです。   ・   ・ 指番号の考え方は、『親鳥とヒナたち』 生まれたばかりのヒナたちって、親鳥の背中をくっついて歩くよね? 指番号も、ブロックの頭の指番号(親鳥)さえ守れば、ヒナたちは後からついてくる! だから、ヒナたちは、指の流れで覚える! まともに正面からぶつからず、指の幅だったり、指の軌道だったり、指の流れで覚え込む。 実はこのやり方で練習すると、あとから進む「通し練習」や「両手合わせ」に入った後、練習がスムーズに流れるのです。 スポーツと同じ考え方です! 基礎練習そのものを、最初からミニゲームに組み込んじゃえば、試合への応用が早くなる! 人の2.3倍の早さで上達したいなら、こうやって、目の前の練習に対しても、人の2.3倍の早さでクリアさせていくのです。 「練習量で勝負!」って言ってる人もいるけど、そういう人は、効果的なやり方を知らないから、数倍の練習量で尻拭いしてるだけなんです。

最初に手を抜くと、後から『やり直しの練習』

初心者がやられまくりの、代表的な失敗例。 3つめの注意点は、指使いを確定させたら、その後は固定すること! パソコンのキーボードの練習もそうだけど、タッチタイピングを初めて練習するときの大前提って、指のホームポジションの固定だよね? ピアノも同じだよ。そのフレーズを、どの指使いで弾くか? その日の気分次第で、コロコロ変えてたら、練習にならない!
指番号は最初にピシッと決めておく! 実際の練習は、『親鳥とヒナたち』 方式で、ラクをする!
  ・   ・ ここまでが、鍵盤をさわるまでの注意点! 仕事でも、『段取りが大事』ってよく言われるけど、ピアノも同じ。敵陣の真正面から、猪突猛進、イノシシ野郎にはならないこと! 「何も考えず、真正面から突っ込む」 多くの人がこれで失敗するところ、事前準備からスタートすることで、練習初期を、確実に成功からスタートさせるのです。 ここが勝敗を分けるポイントだよ! 事前の準備はココまで! 次は、いよいよ鍵盤の練習に進みます。
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管理人のピアノ教室 管理人のピアノ教室 『大人のピアノの教室』
『大人のピアノの教室』として運営していると、上達スピードの早さを求められます。 全国各地から問い合わせのある教室は、普通の教室と何が違うのか?

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