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子供の練習を見るときは、何に注意すればいいの?

小さい子のピアノにとって、お母さんの存在は重要です。
その証拠に、周りを見てください。
上手な子の半数以上って、 その子のお母さんが教育熱心ではありませんか?
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ピアノの先生は 週に1回 ですが、
お母さんは 毎日 練習に付き合うのですから
小さい子のピアノにとって、お母さんの影響力がいかに大きいか?
子供がやる気になるのも、やる気を失うのも、
お母さんの接し方次第!
どうすれば、子供はやる気になってくれるのでしょう?
家の練習が楽しくなる環境作り!
好きこそモノの上手なれ
という言葉があります。
ですからまずは、家での練習は、練習が楽しくなる環境作り!
それを取りに行ってください!
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それは、音大やプロを目指す子も同じ です!
えっ? そうなんですか?
だって考えてみてください。
音大やプロを目指すってことは、練習が相当ハードになるってことですよね?
上級を目指してハードな練習になればなるほど、本人が
「辛い、苦しい」 と思いながら実行していたら、何年も耐えられません。
でも、そのメニューが 「楽しい」 と感じられる人は、
ハードな練習さえ、楽しみながら平気でこなせるようになります。
ですからまずは、練習が楽しくなる環境作り!
それが、練習を苦しくさせない、途中で挫折させない秘訣なのです!
「上達には厳しさも必要では?」
本当に、「楽しい」 を優先してしまっていいのですか?
上達のためには厳しさも必要では? |
そう疑問を持たれる方も多いと思います。
しかし、そのような疑問を持たれる方は、自分が子供時代
「我慢」 とか 「根性」 と言われて育っただけではありませんか?
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そのときの、自分の結果を思い出してみてください。
「上達には厳しさも必要!」 と、練習から楽しさを奪われた結果、どうなりました?
苦しいことが苦痛で、何度も 「辞めたい」 と泣きませんでした?
あれっ? 言われてみれば……
昔の自分と同じ失敗を、子供で繰り返していいのですか?
意外なことですが、本当に 「楽しい」 で伸びられるのです!
TVゲームが得意な少年がいます。
彼らは、楽しいと思いながらプレイしていたら、いつの間にか時間が過ぎていた。
最初はできなかったところも、楽しみながら何度もトライしていくうちに、
いつの間にかうまくなっていた。
ゲームが得意な少年は、みんなそうだと思います。
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では、上達を親から強制されたら、どうなるでしょう?
「今週中に、このゲームをクリアしなさい。 できなかったら、ゲンコツですよ!」
そのような罰や強制が続いたら、最初は好きだったゲームさえ、
だんだん苦痛に変わってしまいます。
TVゲームが得意な少年たちは、
「上達には厳しさも必要!」 と言いながら、ゲームをしてますか?
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昔の常識なんて、今ではもう時代遅れなのです。
怒られるより楽しいほうが本当は伸びるし、強制的に嫌々やらされるよりも
自発的に頑張るほうが、本当は伸びるのです。
楽しくない練習だから、練習から逃げたくなるのでしょう?
楽しかったら、黙っていても自発的にやりますよ! |
ですから、ピアノを 「楽しい」 と感じること。
家族によるその環境作りが、上達にはとても大切なことなのです。

小さい子のお母さんへ |