ピアノ初心者のための音符の読み方


   スパルタレッスンの弊害
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   元々スパルタ教育の原点は 「戦時教育」 にありました。

   いろいろ自分の頭で考える人が

   「それは違うのではないか? 私の意見は……」

   上官に意見したり、先輩に刃向かうと、上の立場の人にとっては、
   対応するのが面倒だし、自分が間違ってたことに気づくのも嫌なので、


・ 考える前に、反射的に命令通りに動くこと!
・ 上官の言うことには、何でも “はい” で、疑問を挟んではいけない
・ 言われたことを言われた通りにやらないと、ボコボコにされる

   スパルタ教育によって、上官の命令には従順になるように仕向け
   何も考えず、何でも “はい” と言うことを聞くよう、どんどん思考能力を奪っていった。

   おわかりでしょうか?

   最初から 「本人に考えさせず、上官のコントロール下に置くこと」 を目的とした
   教育法だったのです。スパルタ教育は……。

   英才教育でもなんでもないんです。

      ・
      ・

   やがて戦争が終わり、スパルタ教育を受けた人たちが、
   さまざまな職業に散っていきました。

   でも、一部の職業では、スパルタ教育の伝統が、根付いてしまった。

   職人の世界のような 『師匠と弟子』
   あるいは 『大人が子供を指導する』 といった環境。

   こういった環境では、師匠と弟子には大きく戦力差があり、
   恐怖政治をやりやすい環境になってしまう。

   だから、『大人が子供を指導する』 という点で、昔は学校でも暴力教師が多く
   言うことを聞かない生徒への鉄拳制裁などは、日常茶飯事だったし

   スポーツ界や、ピアノ教育界も、どちらも『大人が子供を指導する』 という点で
   戦力差による、恐怖政治をやりやすい環境だったので

   スポーツ界と、ピアノ教育界は特に、スパルタ教育が顕著になった。

【高校サッカー界で多くのプロ選手を育ててきた、本田裕一郎監督の言葉】
私自身はスパルタ指導の弊害のほうが多かったと、大いに反省しています

殴ったり蹴ったりすれば、子どもたちは委縮してしまいます。
自分の意思を出せなくなる。自己主張をなくし、才能の芽を摘んでしまうんです。

選手たちは喋らなくなり、何でも「はい」と言うようになります。

私の発言が間違っていても「はい」。
黒いものを白といっても「はい」。

試合に負けた後に「お前ら、これから400本ダッシュだ」と言ったことがありましたが、絶対にできるわけがないのに、選手たちは「はい」と返事していたくらいです。

「だって」「でも」「だから」と口答えするだけで、ボコボコに殴るようにして鍛えていたがために、完全に「指示待ち人間」を作ってしまったと思います。

「やらされている」という意識を強くして、サッカーを嫌いにさせてしまうという問題点もありました。

いい選手を育てるためには、サッカーをもっともっと好きにさせないといけないのに、私は全く逆のことを選手たちにしていたのです。

それは大きな失敗だと痛感しています。



スパルタ指導の弊害―【高校サッカー勝利学】 からの引用


   どうでしょう?

   これは高校サッカー界で、多くのプロ選手を育ててきた名監督の言葉なのですが
   ピアノ教育でも、奇妙なほどの共通点があり、

   心当たりがある方は多いのではないでしょうか?

   (友達から、そういう話を聞いたことがある! というケースも含めて)

   特にピアノ教育の場合は、

   職人の世界のような 『師匠と弟子』 という条件と
   『大人が子供を指導する』 という条件を、2つ同時に満たしているわけで……

   戦力差による、恐怖政治をやりやすい環境が、どこよりも揃ってしまってる。

   だから先生自身がよほど気をつけないと、
   どの業界よりも、スパルタに流されやすい環境になるのです。

   先生自身がよほど気をつけないと……

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