ピアノ初心者のための音符の読み方


   そもそも、『練習曲』 の使い方すら間違っている
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【教え方を知らない シリーズ その3】


    【一般に信じられていること】
普通の曲を弾いていても
いくらやっても基礎は身につかないですよ。
でも 『練習曲』 をやれば、基礎が身につくんです!

   これが、一般に信じられていることですが
   ほとんどの先生は 『練習曲』 を使った指導法しか知らないから

   練習曲以外では、基礎力がつかないと信じてるだけ。

   昔から 『練習曲』 が基礎だと言われ
   周りの先生を見ても、皆 『練習曲』 を使って教えてるものだから

   逆に言うと、 『練習曲』 を使わずにどうやって教えられるの?

   という状態。

   でも、頭から 『練習曲』 を信じ込んでいて、『練習曲』 の中身を
   分析したことはないから、肝心の先生が、本当の使い方を知らずに教えてる。

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   たとえ同じ 『練習曲』 を使って教えていても、成功できるかどうか? は
   先生の使い方次第なのです。

   どんなに優秀な 『練習曲』 を使って教えても、

   課題の番号を、先生が指差すだけで、生徒が自動的に上達していくはずはなく

   家での練習のやり方や、音符の読み方 (初見の指導) も何もないまま

   「来週までに、ここまで弾けるようにしてきてね」

   を繰り返すだけだったら、言われた方は 「初心者」 ですから
   普通の練習法で、ひたすら数をこなすだけとなります。

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   本来であれば、そのような 正面突破の練習法 しか知らない
   初心者に対しては、先生の方から、

   「もっとこうした方が、頭のいい練習法だよ」
   「もっとこうした方が、簡単に弾けるようになるよ」

   と、上級者の知恵を教えてあげたいところですが
   そのように教えている先生は、TOP10%の、指導熱心な先生だけ。

   それ以外の先生は、むしろ 「とにかくたくさん、練習するしかない!」

   正面突破の練習法を、先生がさらに、あおりにいってしまってる……



  そもそも、『練習曲』 の使い方すら間違っている


   『練習曲』 は、ハノン や リトルピシュナ のように
   完全に 「ハムスターの回し車」 のみを見せるタイプと

   ブルグミュラーや、ギロック などのように
   身につけたい訓練テーマ (同じパターンの繰り返し) を曲の中に隠しながら

   曲の練習をするうちに、自然に技能も身につくよ! というタイプがあります。


   『練習曲』 の本当の使い方を知らないと、ついつい

   実力向上 = 練習曲を次々と制覇すること

   と誤解してしまいますが、本当は違うんです。


   さぁて11番が終わった。次は12番だ

   の繰り返しで、練習曲を順番に制覇するだけでは、
   基礎力なんて、ほとんど身につかないのです。

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  繰り返しの重要性 (本当の基礎力とは?)


   練習は、「できないことを できるようにする」 のが目的です。


   ですから、たとえ一時的にできるようになっても、そのまま 放置 して
   次に向かうことばかり 繰り返したら・・・・

   それは 穴の開いた袋 でドングリを拾い集めるようなもの。


拾ったばかりの 新しいドングリは 袋に残りますが
古いドングリが、いつの間にか ポロポロ落ちてしまいます


   過去にクリアした課題も 安心していてはダメで

   定期的に復習 しないと、袋からポロポロ落ちていってしまうのです。


   多くのピアノ教室で、推奨しているような、


  今週は11番が終わった。 来週は12番だ!

   の繰り返しで、『練習曲』 を順番に進めるだけだと、何が起こるのか?


   ドングリの失敗例・・・

   「新しい曲をやるうちに、また1つ、2つ、以前の曲がこぼれ落ちてしまった」

   に引っかかってしまうのです。


   よくありますよね?

   「昔は弾けたけど、今は練習してないから弾けない」 という曲。


   これは、『練習曲』 の課題にも言えることで

   事実、練習曲 「ハノン」 の巻頭の文章 にはこう書いてあります!




   そこには、作者による指示で、『全曲を完全にマスターした人』 に対して


   「毎日一通りの練習曲 (1~60番) を全部さらいなさい」 

   と “繰り返しの重要性” が書かれています。(しかも、毎日数回・反復と)


   片方でドングリを拾い、もう片方ではドングリを落としながら

   長い期間かけて、1冊弾ききるのではありません。


   毎日、全部、さらう……

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   驚きましたよね? これが、本当の練習曲の使い方なのです。

   これは、ハノン だけでなく
   ブルグミュラーや、ギロック など、練習曲として書かれたものは、全て同じです。

   『練習曲』 は、一曲の課題の中に、
   さまざまな効果が散りばめられているわけではなく、

   基本的には、一つの課題に、訓練テーマは一種類 なのですから

   「練習曲の作者」 からすれば、

   いろんな曲に応用できる、総合的な基礎力は、
   練習曲1冊で、総合的に包み込むことで、カバーしにいってるわけです。

   すると、片方でドングリを拾い、もう片方ではドングリを落としながら
   長い期間かけて、1冊弾ききる使い方では、全く意味がなく

   作者側とすれば、一冊に対して
   毎日全部サラってほしい! となるわけです。

   だから、『練習曲』 のシステムそのものが、


一回弾けるようになったら、合格して終わりではなく
むしろスラスラ弾けるようになって初めて、練習曲の効果が発揮される


   本当は、こういう使い方を想定しているのです。


  そうなのですか? 一回弾いたら終わりじゃないの?

   だって考えてみてください。

   どんなに優秀な練習曲でも、まだ弾けずに練習中の時は
   「ええとぉ……」 と 半分止まりながらの練習 になるわけです。

   半分止まりながらの練習では、
   そもそも、訓練テーマの練習 にすらなっていないわけで


  今週は11番が合格した。 来週は12番だ!

   この状態は…

   種をまいて、芽が出て、大きくなって実がなったら……?
   収穫せずに放置して、お隣の土地に、また違う種をまきはじめてる。



   その繰り返しでは、基礎力がつかないのも当たり前!

   (12番以降に進んだら、もう11番は振り返らなかったでしょう?)

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   練習曲は、スラスラ弾けるようになってからが、
   本当の練習のスタート (収穫期) なのです。

   だから、ブルグミュラーの指定テンポは、あんなに速いのです。

   (作者のメトロノームが壊れていたのではない)

   作者自身が、元々弾ける人に対して、

   「この練習曲は、高速復習モードからが、本当の基礎練習だよ」

   と、指示してるのです。



  時間は増やさず、中身をギュッと詰め込む


   練習曲を10番まで進んでいる人が、1課題平均 3分で弾くと
   10番を弾き終えるには、ちょうど30分かかります。

   すると、その人が倍の 20番 に進む頃には、練習曲だけで
   1時間かかってしまうと思うでしょう?


  えっ? 違うのですか?

   本当の練習曲の使い方は、違うのです!

   練習曲が10番の頃だった自分より、20番に進んだ後の自分の方が
   さらに経験が積み上がってるのですから

   今までの課題、もっと速く弾ききれない?

   課題の番号が増えるごとに、今までの復習部分を、どんどんスピードアップして

   やってる中身は、20番まで進んだのに、練習量は今までと同じ、30分のまま!

   制限時間内に今までの課題を全部 ギュッ! と押し込んで
   集中力とスピードを高めて、時間内に全部間に合わせにいくのです。

   これが本当の基礎力向上であり、本当の練習曲の使い方。


   だから、

   とにかく、もっと速く! もっと速く! と

   そういう練習のやり方 を、ブルグミュラーは、
   メトロノームの指示テンポで、推奨しているのです!

   時間は増やさない。でも課題は全部やれ! それが基礎力の向上だ! と。


   だから、トルコ行進曲、小犬のワルツより、もっと速いスピードで
   ブルグミュラーを全曲弾き続ければ、

   ハノンみたいな、ワンパターンの練習しかできないより

   はるかに、高速演奏時の総合的な基礎力が身につくのです。




  準備が家庭教師にも劣る

  
楽譜の読み方
曲の練習法
練習のコツ
代表的な失敗例


  

 LESSON


 子供レッスン サボり編
 練習曲を順番通りに

 子供レッスン 普通編
 どんな指導を受けてる?

 初見がデキナイ編
『練習曲』 の失敗率が高い

 大人の初心者編
 基礎からみっちりは失敗する

 曲からスタート編
 1曲だけの狙い撃ちは失敗する

 スパルタレッスン編
 自信がないのにコンクール参加


  


 イイ先生を見分けるコツ
 質問を嫌がるかどうか?

 先生が教え方知らない
 普通の練習法で数をこなす

 本当の練習曲の使い方
 時間内に全部弾ききる

 家庭教師にも劣る
 教材を比較すらしない

 共有データベース
 同じことしか言われない

 生存バイアス
 物言わぬ人が本当は多数派

 仮説アプローチ
 質問の仕方と、回答の翻訳

 先生自身が天才すぎ
 天才は教え方がフィーリング


  

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