苦手克服の5つのポイント

練習してるのに、なかなかうまくいかない!
そう感じたら、チョット自分の練習を振り返ってみてください。
今まで、押してもダメなドアを、
いつまでも押そうとしてませんでしたか? |
そのやり方で開かなかったら、ちょっと発想を変えてみるのです。
もしかしたら、手前に引けば簡単に開くかもしれませんよ。
悪いの反対は良い!
何も考えずに、練習量だけで勝負 してるのは
押してもダメなドアを、いつまでも押し続けるのと同じです。 |
それより、どうすればできるかな? と、やり方を変えてみてください。
大抵は、今失敗していることの反対 をやれば、それが成功です!
部分練習を徹底!
「今失敗していることの反対」 → 通し練習ではなく、部分練習を!
楽譜の表面をなぞるだけの練習ではなく、
苦手部分のみ抜き取った、エンドレスリピート。
このとき、そのブロックが弾けるようになっても、
「じゃあ、始めからもう一度弾き直しだ!」 の誘惑に負けないで、
その直前の4~8小節も加えて、もう一度部分練習をしてみましょう。
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苦手な部分は、その部分だけでなく、
直前の指のポジションにも問題があることも多いので、
直前の4~8小節から弾いても自然に流れるようになるまでは、
部分練習を続けてみてください。
スローペースでさらったらどうか?
「今失敗していることの反対」 → スローペースで練習!
難しい部分に対しては、ゆっくり弾いてみます。
かなりテンポを落として、指の動きをじっくり見ながら、
鍵盤の 左右 ド真ん中 を叩く意識で弾いてみます。
弾けないのに無理してテンポアタックすると、
ミスタッチのクセがついてしまいます。
それより、確実に弾けることを身につけるほうが大事です。
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ただし、いつまでもスローテンポのままだと、下手に聞こえてしまいますので、
少し弾けるようになってきたら、徐々に、テンポを元に戻していきます。
右手は見ないで弾いたらどうか?
「今失敗していることの反対」 → 全部見ようとしない!
うまく弾けないところは、
右手も左手も、「全部見よう」 としている場合が多いものです。
それを、右手の視点を捨てたら、さらに弾けなくなると思うでしょう?
ところが実際にやってみると、
予想に反して、ビックリするほど弾きやすくなります。
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見ないほうの右手は、
目をつぶって 指の感覚 だけで弾く練習 を積んでみます。
すると、今までは両手同時に見ないと弾けなかった曲に対して、
右手だけは見なくても弾けるようになれますから、
ビックリするほど弾きやすくなります。
基礎筋力は足りているか?
「今失敗していることの反対」 → 基礎力に自信あり!
基礎筋力は足りてますか? もし筋力が足りないのなら、
今の練習を続けるより、指の基礎筋力を上げる ほうが先です。
筋力が足りないのに、無理に今の練習を続けると、
「字が上手になりたいのに、そのための練習が、下手な字を書き殴る」
となって、やればやるほど、演奏に悪いクセがついてしまいます。
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一旦今の練習を保留にして、基礎力を上げてから再挑戦してみてください。
今度は、違う結果が得られるはずです。
指使いを変えてみたらどうか?
「今失敗していることの反対」 → 指使いを変えてみる!
楽譜に書いてある指使いをチェック。
続いて 前後のお隣さんの流れ をチェック。
そのうえで、指使いを、もっとラクにできないか?
左手や右手でカバーできないか?
何通りかの指使いを、試してみてください。
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今まで、押してもダメなドアを、
いつまでも押そうとしてませんでしたか?
そのやり方で開かなかったら、ちょっと発想を変えてみるのです。
もしかしたら、手前に引けば簡単に開くかもしれませんよ。

曲の練習法 (伸びるピアノの練習法)
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