初心者の失敗例 (絶対にやってはいけない練習)

今やってる曲の練習、
苦手な部分や、指の弱点に対して、どのように取り組んでますか?
全体の 「通し練習」 が中心で、 「部分練習」 はほとんどやりません……
普段は 「通し練習」 が中心。
ミスしたところはいったん止まって、その場でもう一度弾き直しながら、
全体の 「通し練習」 を何回か繰り返すうちに、練習の終了時刻になって、
「今日もたくさん練習したから 終了!」
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これは一番ダメな例です。
えっ? ダメなのですか?
多くの人が引っかかる、代表的な失敗例!
【代表的な失敗例】
まずは、曲が最後まで弾けること! あとから全体的に、平均値
を上げに行こう!! |
これは、多くの人が引っかかる、代表的な失敗例です!
えっ? そうなのですか?
今はまだできないけど、何度も練習するうちに、指も滑らかになって
ミスも減って、表現も上手な演奏ができるようになるだろう! |
……ならないのです!
その練習だと、楽譜の表面をなぞるだけで、苦手なところの
集中治療がデキナイので、何回弾いても学習効果が得られない!
下の失敗例に、心当たりありませんか?
初心者の方の 代表的な失敗例
1. 「まずはどんなものかな~?」 試しに音を鳴らす。
(ええとぉ・・・と止まりながら、音を拾っていく!) |

2. そんな練習でも、何日かやると、ちょっとマシになる。
(耳で音を覚えてきたので、指が当たるようになってきた) |
3. それを「上手くなった!」 と錯覚して、同じ練習を続けてしまう!
(ミスしたら、そこを弾き直しながら!) |
4. なぜかうまくいかなくなり、 「ミスのクセ」 がどんどんつく!
(部分練習をしっかりやってないから!) |

5. ミスを嫌って、止まりながら弾くようになると?
今度は 「ええとぉ・・・」 のクセまでついてしまう。
(余計ひどくなってしまう!) |
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一時的には、上手くなったように感じるときもあります。 (2番の時期)
これが、初心者の方がコロッと引っかかりやすいトラップ!
うっかり引っかかって、ホイホイ誘われ出してしまうと?
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練習しているのに伸びない! なんでだろう?
本当にそのミスは直ってますか?
音を拾いにいくという意識で、「通し練習」 が中心だと、
自分の苦手部分に対して、重点練習がかからなくなります。
本当は 重点練習 が必要な箇所なのに、
ミスしたところを、たった一回弾き直しただけで、
ミスを修正したつもり
それは 「マイナス1」 の状態が 「ゼロ」 に戻っただけで、
プラスに向けて数十回の 「部分練習」 がかかっていないのです。
本当にその練習で、ミスは直ってますか?
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でも、曲全体が通して弾けるようにならないと、
曲を練習してる! っていう気になれないのです! |
その気持ちは分かります。
部分練習より、もっと全体練習がしたいのでしょう?
でも、よく考えてみてください。
「練習初期から、曲全体がスラスラ弾ける!」
もし本気でそのテーマを取りたいなら、何をすればいいか、分かりますか?
えっ? もっとたくさん練習する?
違います!
やるべき練習は、この曲の練習ではありません!

それを可能にするのは、初見力 なのですから、
この曲はいったん横に置いて、初見力アップの練習 なのです!
そして、そのための最初の一歩が、このHPです!

通し練習しか知らない
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